輸入者
ゆにゅうしゃ
名詞
標準
文例 · 用例
したがつてその輸入者である詩人といふ連中は、日本の文學者の中でいちばん氣質的に西洋臭く、身體の中からバタの臭ひがするやうなハイカラ人種に限られてゐる。
— 萩原朔太郎 『詩に告別した室生犀星君へ』 青空文庫
警戒兵としての経験からくるある直感で、ワーシカは、すぐ、労働組合の労働者ではなく、密輸入者の橇であると神経に感じた。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
密輸入者の背後には、その商品を提供する哈爾賓のブルジョアが控えているばかりではなかった。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
八月に入って、密輸入者はどうしたのか、ふッと一人も発見されなくなった。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
密輸入者はどうしたんだろう。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
密輸入者が国外へ持ちだしたルーブル紙幣を金貨に換える換え場がなくなったのだ。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
泥坊か、密輸入者か故買者か。
— 水棲人 『人外魔境』 青空文庫
あの二倍も真珠が隠されていたとは、実に喰いついても飽き足りなき老耄密輸入者レッド!
— 海野十三 『軍用鼠』 青空文庫