流布
るふ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞名詞-の形容詞頻度ランク #15088 · 青空 401 例
標準
circulation
文例 · 用例
しかるに従来|流布している蕪村論は、全く著者と見る所を異にして、一も自分を首肯させるに足るものがない。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
流布本太平記巻三十六、細川|相模守清氏叛逆の事を記した段に、「外法成就の志一上人鎌倉より上つて」云祇尼天に足利義詮を祈殺そうとの願状を奉ったのである。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
自分の幼時にこの事を話した老人は現に自分でこれを体験したかのごとく話したが、それは疑わしいとしても、この老人の頭の若かった時代にこの話がかなりの生々しい色彩をもって流布されていた事は確からしい。
— 寺田寅彦 『怪異考』 青空文庫
しかるに今日世間に流布する多くのいわゆる通俗科学書中にはすこぶるいかがわしいにせ物が多いように見受けられる。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
因果とか因縁とかいう文字は仏教から出て世の中に流布され、人心に感化を与えたのですが、それが流布された当時の封建時代の影響を受け、この文字の持つ内容の圧制的な消極的方面ばかりが採り容れられ、自由向上の積極的方面が捨てられたのは誠に遺憾であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
斯様にして権力の濫用を恣にする政治家は、事の真偽、理の当否を調査することなしに、只一概に大掴に、否むしろ虚を実と誣ひ、直と曲を邪み、何でもかでも思想の向上、流布を妨止するのであるとも思はざるを得なかつた。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
これによつて考へると、小夜の中山に久圓寺といふ寺が建てられて、そこに観世音を祀つたのは彼の夜啼石以前のことで、夜啼石の伝説から子育観音の名が流布するやうになつたのではあるまいかと思はれる。
— 岡本綺堂 『小夜の中山夜啼石』 青空文庫
したがつて、色々の説が流布されて、昔から芝居や浄瑠璃にも仕組まれてゐるが、どこまで事実であるか判らない。
— 岡本綺堂 『小夜の中山夜啼石』 青空文庫
作例 · 標準
その怪しげな噂話は、SNSを通じてまたたく間に世間に流布していった。
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「根拠のない情報が流布されることで、風評被害が発生するのを防がなければならない」
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新説が学界に広く流布した結果、これまでの定説が大きく覆されることになった。
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