マリア観音
マリアかんのん
名詞
標準
Maria Kannon
文例 · 用例
丁度あの切支丹等が、彼等のマリア観音を壁に隠して、秘密に信仰をつづけたように、我々の虐たげられた詩人たちも、同じくその芸術を守るために、秘密な信仰をつづけねばならなかった。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
小さい陶器のマリア観音、踏絵、こんたすの類もある。
— 宮本百合子 『長崎の印象』 青空文庫
わが吉利支丹の徒の事蹟を記せるを以て、所謂「南蛮もの」を蔵すること多からんと思ふ人々もなきにあらざれども、われは数冊の古書の外に一体のマリア観音を蔵するに過ぎず。
— 芥川龍之介 『わが家の古玩』 青空文庫
「おお、マリア観音!
— 長谷川時雨 『モルガンお雪』 青空文庫
と、いうよりも、いま、お雪の全体が、マリア観音の像のように見えたのだった。
— 長谷川時雨 『モルガンお雪』 青空文庫
おお、あそこの岩窟のなかに据えたならば、等身の、マリア観音そのままだと、モルガンがお雪を愛撫する心は、尊敬をすらともなって来た。
— 長谷川時雨 『モルガンお雪』 青空文庫
それについて思いおこすのは、支那から日本へ来たいわゆるマリア観音と、日本固有の子安観音とのことである。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
作例 · 標準
キリスト教が禁じられた江戸時代、信者たちは観音像を聖母に見立てたマリア観音に祈りを捧げた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
密かに十字架が彫り込まれたマリア観音の像からは、当時の人々の強い信仰心が伝わってくる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
長崎の古い民家の押し入れから、先祖代々受け継がれてきたというマリア観音が見つかった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview