吹かす
ふかす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to smoke (a cigarette, pipe, etc.)
文例 · 用例
それから彼は夕刊をみながら、煙草を吹かすのであつた。
— 中原中也 『古本屋』 青空文庫
それからマントを正面壁に掛け、机に来て甘味さうに吹かす。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
そこで私は、時宜にも合はないおまへの陽気な顔を眺め、 かなしく煙草を吹かすのだ、一服、一服、吹かすのだ……妹よ夜、うつくしい魂は涕いて、 ――かの女こそ正当なのに――夜、うつくしい魂は涕いて、 もう死んだつていいよう……といふのであつた。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
そして静かにそれを吹かすのが、いかにも「何の変わったこともない」感じなのであった。
— 梶井基次郎 『器楽的幻覚』 青空文庫
二週間前なら朋輩たちは、この手紙を素直に慧鶴に渡してうどんか煎餅でも奢らせる工夫をするのが頂上だったろうけれど慧鶴に憎しみを持出した此頃の彼等は、彼等に叛いた同僚に一泡吹かす手段にこの手紙を利用した。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
其の小机に、茫乎と頬杖を支いて、待人の當もなし、爲う事ござなく、と煙草をふかりと吹かすと、「おらは呑氣だ。
— 泉鏡太郎 『淺茅生』 青空文庫
神田の兄哥、深川の親方が本郷へ来て旅籠を取る数ではないから、家業はそれっきりである上に、俳優狂を始めて茶屋小屋|入をする、角力取、芸人を引張込んで雲井を吹かす、酒を飲む、骨牌を弄ぶ、爪弾を遣る、洗髪の意気な半纏着で、晩方からふいと家を出ては帰らないという風。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
貰いものの葉巻を吹かすより、霰弾で鳥をばらす方が、よっぽど贅沢じゃないか、と思ったけれど、何しろ、木胴鉄胴からくり胴鳴って通る飛団子、と一所に、隧道を幾つも抜けるんだからね。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
作例 · 標準
彼は窓際で遠くの景色を眺めながら、ゆっくりとタバコを吹かした。
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パイプを吹かしながら難解な哲学書を読み耽るのが、彼の午後の日課だ。
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「そんなにタバコばかり吹かしていると、健康を害しますよ」
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標準
to rev (an engine)
作例 · 標準
バイクのエンジンを景気よく吹かして、彼は走り去っていった。
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信号待ちの間、何度もアクセルを吹かす音が住宅街に響き渡る。
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寒い朝は、エンジンを少し吹かして暖機運転をする必要がある。
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標準
to put on (an air of)
作例 · 標準
「あいつ、最近いい車に乗ってるからって、かなり吹かしてるよな」
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大物政治家の秘書という立場を傘に、彼は周囲に対して吹かした態度をとった。
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若い頃は、背伸びをして先輩の前で吹かして見せることがよくあった。
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標準
to shoot (a ball) too high
作例 · 標準
ゴール前での絶好のチャンスだったが、力みすぎてシュートを吹かしてしまった。
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「おい、今の場面で吹かすなよ!」とベンチから監督の怒声が飛ぶ。
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強い向かい風の中、ロングキックが予想以上に吹かされてしまった。
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