隷農
れいのう
名詞
標準
文例 · 用例
なる程東洋・アジアは、所謂アジア的生産様式を多分に今だに持っている――その父家長制や半封建隷農制――ということは明白な事実だろう。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
それは多分日本のモダーニズム自身のクダラない内容に由来するばかりではなくて、当時の知識人や教育人やが持っていた、云わばプロイセン的な形の消極的消費生活に基くドイツ的教養や、封建的な制限を辛うじて打破したばかりの日本の所謂半隷農的な消費生活に基くヒューマニズム的文学意識から、反発されたのであった。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
1) View of the Russian Empire, vol. ii. b. iii. p. 148. 私はなお、これらの理由に加うるに、各州の人口はおそらく、そこにある各所領に属する隷農の数によって推定されているらしいという事実をもってしたい。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
しかし彼ら隷農の大部分が都市に移住する許可を有っていることは、周知の事実である。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
従って男子の比率はほぼ二倍であるが、これは家族を田舎に残して都市に人頭税を稼ぎに来る者が多いのと、貴族の間に、莫大な数に上るその隷農を、ペテルスブルグやモスコウに家僕として留めておく習慣があるのとによって、生じたものである。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
ロシアの貴族の財産は彼が所有する隷農の数によってはかられるが、これは一般に家畜のように販売し得るものであって、土地に緊縛されているものではない。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
所領における隷農の数が増加していくと、時々土地の分割が行われ、耕地が拡張されるか、または旧農場が再分される。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
自分の土地を改良せず、その家族を養い人頭税を支払うに必要と見える程度以上の土地をもらうのが、明かに隷農の利益である。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫