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捨科

捨科
名詞
1
標準
文例 · 用例
が、三度目にはもう、「こんな年増の小姑のいる家に、誰が嫁に来まっかいな」 と、捨科白して、ばたばたと帰ってしまった。
織田作之助 わが町 青空文庫
」 正勝は喜平を睨みつけながら、捨科白をして部屋を出ていった。
佐左木俊郎 恐怖城 青空文庫
そのままの場面で日が暮れると生蕃小僧が忍び入り、柳仙夫婦を惨殺し、家中を探しまわって僅少の小遣銭を奪い、等々力久蔵に計られたかなと不平満々の捨科白を残して立去るところであった。
夢野久作 二重心臓 青空文庫
しかし約束を違えると承知しないぞ」 という、変梃な捨科白を残しながら三人は、無理に肩を聳して出て行った。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
」と、ブツ切ら棒に捨科白のやうに巡査の後に投げつけた。
小林多喜二 一九二八年三月十五日 青空文庫
……」 この最後の捨科白をいひ放つた時、彼女はもう戸の外の、往来へ出てゐたが、それは自分の生理的な用事で外へ出て行つたのである。
VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI ディカーニカ近郷夜話 前篇 青空文庫
」 真紀子は捨科白のように鼻をふくらませてまた立ち上り、矢代の手をぐいと振り放した。
横光利一 旅愁 青空文庫
)と物凄い捨科白を残して引きあげたのよ。
牧野信一 ダイアナの馬 青空文庫