機をうかがう
きをうかがう
表現動詞-五段-ウ行
標準
to wait for one's chance
文例 · 用例
九州まで着けば身を忍ばして都に入り、時機をうかがうことができる。
— 倉田百三 『俊寛』 青空文庫
彼はその風采に於て、剣客とされ、浪士とされ、或いは風雲の機をうかがうたぐいの間諜とあやまられるのに適している。
— 勿来の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「それは承知しているが、いちおう御用のおもむきをうかがうのが、用人としての私の役目ですから」 六郎兵衛は相手を見、それから冷やかに云った。
— 第一部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
両士は、サッと左右にわかれて、八門の陣のすきをうかがう。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
なんのかのと、時刻をうつしてさわがせたのは、このすきをうかがうための徳川方の策だったのだ。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
蜂須賀彦右衛門が、それへ来て用向きをうかがうと、「にわかに、安土へ参る。
— 第五分冊 『新書太閤記』 青空文庫