捩じり
ねじり
名詞動詞-サ変
標準
torsion
文例 · 用例
愛別離苦の悲しみと偉大なものに生命を賭ける壮烈な想いとで翁の腸は一ねじり捩れた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
よく調べてみると銅線の接合した所はハンダ付けもしないでテープも巻かずにちょっとねじり合わせてあるのだが、それが台所の戸棚の中などにあるからまっ黒くさびてしまっている。
— 寺田寅彦 『断水の日』 青空文庫
芯をねじり上げてみた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
赤子の手をねじり上げることができようか。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
南極へ着いたものは自分がペンギン鳥と踊つてゐる心になり、シヤムに行けば象の鼻をねじり倒した画は自分の活動と思ひ、クルツプやモスコウ、イルクツク、ニユーヨークなどは、ほんとに腕に力が入つた。
— 牧野信一 『喜びと悲しみの熱涙』 青空文庫
その混乱の中に、あるいは今自分は倉地の喉笛に針のようになった自分の十本の爪を立てて、ねじりもがきながら争っているのではないかとも思った。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
一番牢は右ねじり、二番牢は左ねじり、三番牢は上へねじるとか下へねじるとか、ちゃんと法則がきまっているのです。
— 左刺しの匕首 『右門捕物帖』 青空文庫
屋敷へかえってあの菓子頂戴しながら、菊めにお茶なぞひとねじりねじ切らすかのう。
— 幽霊を買った退屈男 『旗本退屈男 第十話』 青空文庫
作例 · 標準
ドアの開閉で、蝶番にねじりが加わって軋み始めた。
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このロープはねじりがきついので、切れにくい。
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彼の言葉には、どこかねじりを感じさせる皮肉が含まれていた。
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