裸城
はだかじろ
名詞
標準
文例 · 用例
六昼夜も燃えつづいた火に、高岡城はまったくの裸城となった。
— 第三分冊 『新書太閤記』 青空文庫
城兵どもは決戦に焦心ってきたが、寄手はただ裸城のまわりを遠巻きして、「一日経てば、一日の勝ち」 と、戦いを避けていた。
— 第三分冊 『新書太閤記』 青空文庫
いまは裸城の石山御堂に、矢部善七郎以下の夥しい織田兵が乗りこんで来たその日まで、教如上人と六、七名の扈従は、なお去りがてに残っていたが、善七郎から、「御切腹のおつもりか」 と、糺されて、「否、否」 と、上人以下は、ぜひなく囲みの一方を解いてもらって、悄然、石山を立ち退いたものであった。
— 第六分冊 『新書太閤記』 青空文庫
わずか二三ねんのあいだに、佐和やま、よこやま、大尾、あさづま、宮部、山本、大嵩の城々をおい/\にせめ抜かれて、小谷の本城ははだか城にされ、その麓まで敵がひし/\と取りつめてまいったのでござります。
— 谷崎潤一郎 『盲目物語』 青空文庫
……かくてその日の昏れがたには外廓の諸塁がことごとく陥落し、まったくはだか城となった高天神をとり囲んで武田軍は包囲の陣を布いた。
— 山本周五郎 『石ころ』 青空文庫
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裸城(はだかじろ)とは、堀を埋められ、城が攻撃されやすい状態になること、城下町を焼かれ城が孤立すること、櫓がない城など。
出典: 裸城 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0