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杯酒

はいしゅ
名詞
1
標準
文例 · 用例
これに機嫌を直して、楽しく一杯酒を賞した。
幸田露伴 野道 青空文庫
彼夫人の汝が言を聞きて泣きしは、或は他人の語中より自家の閲歴を聽き出し、他人の杯酒もて自家の磊塊に澆ぎしにはあらずや。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
」 叔母は拍子ぬけがして、自分で猪口に二、三杯酒を注いで飲んだ。
徳田秋声 足迹 青空文庫
寝ては覚め、覚めては寝る、夢を見ては起き、起きてはまた夢を見る――いろ/\さま/″\の夢を見た、聖人に夢なしといふが、夢は凡夫の一杯酒だ、それはヱチールでなくてメチールだけれど。
種田山頭火 行乞記 青空文庫
よもや気付かれはしまいと思ったが、思い出すたんびに頭の毛がザワザワして仕様がなかったので一旦、材木を積んで深川へ帰ってから、一杯酒を飲んで、モウ一度、往復するために、手拭で下顎を覆面して深夜の京浜国道を下った。
夢野久作 衝突心理 青空文庫
彼は身体一杯酒臭かった。
小林多喜二 蟹工船 青空文庫
彼は壜からもう一杯酒を注いだ。
国枝史郎 赤い手 青空文庫
杯酒の間に於て交情を温めしのみ。
山路愛山 頼襄を論ず 青空文庫