鈍麻
どんま
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
becoming numb
文例 · 用例
こうした感情は日光浴の際身体の受ける生理的な変化――旺んになって来る血行や、それにしたがって鈍麻してゆく頭脳や――そう言ったもののなかに確かにその原因を持っている。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
そこには感情の弛緩があり、神経の鈍麻があり、理性の偽瞞がある。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
それも普通の方法では、漢青年の疑惑を避けることができないから、あのような面倒な道具建をし、彼の青年の知覚を鈍麻させて、あの狂言をうったのさ。
— 海野十三 『西湖の屍人』 青空文庫
と、滝人の手が――こうも一つの殺人が神経を鈍麻させたかと思われるほど――機械的に動いていって、振子の上に布片を幾重にも捲き、その先の剣針を歯齦の間に置いて、狙いを定めくらの咽喉深くにグサリと押し込んだ。
— 小栗虫太郎 『白蟻』 青空文庫
寂しい生活をしてゐると、官能が鋭敏で鈍麻はしない。
— 齋藤茂吉 『釋迢空に與ふ』 青空文庫
余の問題は此苦痛と戰ひ、此悲哀と鈍麻との波をわけて、如何に斯生の價値を創造す可きかに在る。
— 阿部次郎 『三太郎の日記 第一』 青空文庫
自己の内生に對する感覺が鈍麻して、環境に對する神經のみが過敏になつて了ふことは先輩に與へられる一つの誘惑である。
— 阿部次郎 『三太郎の日記 第一』 青空文庫
汝が今讀書や研究の生活を送つてゐられるのは、衆生苦に對する汝の感覺が鈍麻してゐるからではないのか。
— 阿部次郎 『三太郎の日記 第三』 青空文庫
作例 · 標準
痛み止めを飲んだせいで、感覚が鈍麻している。
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長時間の作業で、集中力が鈍麻してミスが増えた。
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過度のストレスは、感情を鈍麻させてしまうことがある。
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