花容
かよう
名詞
標準
文例 · 用例
さすれば、妍々たる花容も囀々たる鶯声も、みな宇宙の大精神の照応にして、仏書にいわゆる「古松談般若、幽鳥弄真如。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
すでにひとたび理想世界なるを知りて再び万有を観見すれば、囀々たる鳥声も妍々たる花容も、みな理想の真景実相なるを領得すべし。
— 緒言 『妖怪学講義』 青空文庫
今その栽培してあるものを見ると、その花容、花色すこぶる多様で、紅色、紫色、白色、黄色などのものがあり、また一重咲き、八重咲きもあって、その満開を望むと吾人はいつも、その花の偉容、その花の華麗に驚嘆を禁じ得ない。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
花弁は平開し、およそ十|片内外もあるが、しかし花容、花色|種々多様で、何十種もの園芸的変わり品がある。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
元来燕の姿は前方に一つの頭があり、その体躯の左右には翅翼があり、後方には両岐せる一つの尾があって、いわゆる左右相称の偏形を呈しているから、それが斉整均等なる輻射相称の形を呈せるカキツバタの花容とはいっこうに合致しない。
— 牧野富太郎 『カキツバタ一家言』 青空文庫
元来燕の姿は前方に一つの頭がありその体躯の左右には翅翼があり後方には両岐せる一つの尾があって、いわゆる左右相称の偏形を呈しているから、それが斉整均等なる輻射相称の形を呈せるカキツバタの花容とは一向に合致しない。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
秋田ブキたるの特徴はあるとしても、その葉形花容はその間ただ大小の差こそあれ、その形状は全く同一である。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫