覊旅
覊旅
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標準
文例 · 用例
(幸ありませ)との一句を相聞、覊旅の歌の処々にみうけた気がするし、「われは妹想う、別れきぬれば」の感慨に、ぼくは単純卒直な惜別の哀愁を感ずる。
— 田中英光 『さようなら』 青空文庫
少くも未だ其覊旅の状況を悉さざる時の語である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
京水の文に由つて、覊旅の女の語つた所を窺ふに、女の父官蔵が早く既に舛命の苦を閲し尽したらしい。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
仮に此女は母の死んだ年に生れたものとすると、その怙を失つたのが十五歳、覊旅に死したのが二十歳である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
なほ、病中吟の外に、正統「郷土飛翔吟」その他の覊旅歌六百余首も、その後半期には氾濫した。
— 北原白秋 『黒檜』 青空文庫
わたくしはまた、覊旅、或は日常生活の中にわたくしとしての詩材を拾ひ、詩境を修めようとした。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
大正十一年より同十五年に至る作品中、小田原山莊生活を中心としたる短歌及長歌、加之、同傾向の若干の覊旅歌。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
大正十二年より昭和二年に至る作品の中、覊旅を主としたる印旛沼、北信、鹽原、樺太、北海等の短歌・長歌・口語歌。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫