半夜
はんや
名詞副詞
標準
midnight
文例 · 用例
親も兄弟もない僕の身には、こんな晩は頗る感心しないので、おまけに下宿住、所謂る半夜燈前十年事、一時和雨到心頭といふ一|件だから堪忍たものでない、まづ僕は泣きだしさうな顏をして凝然と洋燈の傘を見つめて居たと想像し給へ。
— 国木田独歩 『湯ヶ原より』 青空文庫
クイナらしい叩音もしばしば半夜の夢に入った。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
そのときの印象がよほど強く深かったと見えて、それから長年月の後までも時々夢魔となって半夜の眠りを脅かしたそうである。
— 寺田寅彦 『小浅間』 青空文庫
半夜位は寢ないでゐろと思つて私は眠るのを思ひ切つた。
— 有島武郎 『小さき影』 青空文庫
で、更に委しく其の『鬼』の有様を質すと、曰く、半夜に凄風颯として至る。
— 岡本綺堂 『雨夜の怪談』 青空文庫
銀子も所在がないので、たまには客につれられ、汚い桝のなかで行火に蒲団をかけ、煎餅や菓子を食べながら、冬の半夜を過ごすこともあったが、舞台の道化にげらげら笑い興ずる観衆の中にあって、銀子はふと他国ものの寂しさに襲われたりした。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
何しろこの百物語……怪談の会に限って、半夜は中途で不可ません。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
それまで三十石船といえば一艘二十八人の乗合で船頭は六人、半日半夜で大阪の八丁堀へ着いていたのだが、登勢が帰ってからの寺田屋の船は八丁堀の堺屋と組合うて船頭八人の八|挺艪で、どこの船よりも半刻速かった。
— 織田作之助 『螢』 青空文庫
作例 · 標準
半夜を過ぎても、彼はまだ研究室で実験を続けていた。
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深夜の半夜に、遠くで犬の吠える声が聞こえた。
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祭りの準備は半夜にまで及び、皆で協力して作業を終えた。
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