顔を潰す
かおをつぶす
表現動詞-五段-サ行
標準
to make someone lose face
文例 · 用例
貴女のお座敷へ来て貴女の顔を潰すなんて。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
次の秋が来ると、柿の木は約束どほりに真紅な実を鈴なりにならせるやうなことも偶にはあつたが、多くの場合鋸の前に代人として誓つた私の顔を潰すやうなことを平気でしてのけたものだ。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
「むやみなことをして、中へ入った浅山の顔を潰すようでも悪いじゃないか。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
何も、お前達の顔を潰す気で乗った訳じゃなかろう」「顔は潰れねえでも、船が潰れりゃ、おんなじ事でさあ」「まあまあそう云うなよ。
— 夢野久作 『難船小僧』 青空文庫
脱盟して吾々の顔を潰すさえあるに、他人の金品まで盗んで逐電するとは!
— 森田草平 『四十八人目』 青空文庫
警視庁としては、やくざの手をかりて捕ものをするという訳には行かないが、しかし、まるまるあなたの顔を潰す訳にもいくまいから、何かの場合の用心に遠巻きにしてくれることは差支えない。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
私の顔を潰す為めに」「さあ」「始終橋本さんへ上って、お喋りばかりしていらっしゃるんですから、出し抜いたに定っていますわ」「それほど悪謀のある人でもあるまい」「変な人ね、あなたは」「何だい?
— 佐々木邦 『求婚三銃士』 青空文庫
否と申せば、公儀上席の御老中の顔を潰すようにもなるで、無念ながら今日の所は渡してつかわせい……」 と、いいつけた者を立たせてから、忠房は宥めるように重蔵と千浪を間近く招いてこう云った。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫
作例 · 標準
部長は、彼の不始末のせいで、皆の前で顔を潰されたと嘆いていた。
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そんな無責任な発言をして、自分の顔を潰すことはないだろう。
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相手のプライドを傷つけるような言い方は、その人の顔を潰すことになりかねない。
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