かいな
かいな
表現頻度ランク #15218 · 青空 142 例
標準
expresses incredulousness, disbelief, irony, etc.
文例 · 用例
私はフランス叙情詩の講義を聞きおえて、真昼頃、梅は咲いたか桜はまだかいな。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
女房は店で団扇をつかいながら楽しげにこの様を見ている。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
そこらの氷店へはいって休んだ時には、森の中にあふるる人影がちらついて、赤い灯や青い旗を吹く風も涼しく、妹婿がいつもの地味な浴衣をくつろげ姪にからかいながらラムネの玉を抜いていた姿がありあり浮ぶ。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
それはとにかく、もしもわれわれが音源の距離方向を判断する能力が非常に鋭敏であったら、トーキーというものはたいへんやっかいな問題に出会うであろうが、そうでないのは幸いである。
— 寺田寅彦 『耳と目』 青空文庫
三人が上がってきて、また一しきり、親子姉妹がいってかいないはかな言を繰り返した。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
が、家の中には、温かい囲炉裏、ふかしたての芋、家族の愛情、骨を惜まない心づかいなどがある。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
」「藤二は、どこぞへ遊びに行たんかいな。
— 黒島伝治 『二銭銅貨』 青空文庫
こちらは銃を持っているとは云え、二人だけしかいないのだ。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫