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岩地

いわじ
名詞
1
標準
文例 · 用例
岩地帯であるためだといふ。
若山牧水 木枯紀行 青空文庫
焼畑や岩地うつたつきも、張り合ひがついて来る。
折口信夫 山のことぶれ 青空文庫
上州三原からバスで鳥居峠を越える県道が、最近の大水で流されたあとへやつとかゝつた吾妻川の仮橋を渡ると、浅間の裾の鬼の押出しと呼ばれる熔岩地帯へ通じる鎌原の里である。
岸田國士 山形屋の青春 青空文庫
小麦粉を捏ねて塩と唐辛子粉をまぶして食い、夜は斑雪の岩地に寝て、十日ほどすると最初の川にいきあたった。
久生十蘭 新西遊記 青空文庫
籾種といっしょに、あのような道具をくだされたのは、あれで岩地を突きやわらげろという心だと察した。
久生十蘭 藤九郎の島 青空文庫
米の始末をつけたところで、岩穴の前の平らなところをえらび、鳶口と大釘を鍬のかわりにして岩地を突き崩し、二年の間たゆまずやり、半畝ほどの畑地をつくって籾を蒔きつけたところ、思ったより見事に生立って、毎年、二、三斗ほどずつ収穫があがるようになった。
久生十蘭 藤九郎の島 青空文庫
赤土の裸の丘と、嶢※たる岩地
久生十蘭 墓地展望亭 青空文庫
幾たびかの危難ののち、ようやく『烏』の岩地にたどり着き、その頂きに登ったところで、アルプスの山々は薄い朝霧の中で明け始めた。
アルプスの潜水夫 ――モンブラン登山の巻 ノンシャラン道中記 青空文庫