蔵置
ぞうち
名詞
標準
文例 · 用例
ともかくもニホが稲を穂のままに、或る期間蔵置する場所であったことが明白だとすれば、是が農民の心のうちに占める地位が、今よりも遥かに重要であったことはまず推定し得られる。
— 柳田国男 『海上の道』 青空文庫
そこで立戻ってもう一度、何故に琉球列島の一部に、稲の蔵置場と人間の産屋とを、ともにシラと呼ぶ言葉が、残り伝わっているのかを考えてみたい。
— 柳田国男 『海上の道』 青空文庫
○さて氷室とは厚氷を山蔭などの極陰の地中に蔵置、屋を作りかけて守らす、古哥にもよめる氷室守是なり。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
たゞいつまでも飽ざる物は孝心なる我子の顔と、蔵置黄金の光なるべし。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
今でも古本として雑誌では最高値を呼んでいる由で、近頃外国の図書館でもこの価値を知って、全巻揃いを蔵置する所が多くなった。
— 『民藝四十年』を読んで 『四十年の回想』 青空文庫