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甘い声

あまいこえ
表現名詞
1
標準
sweet voice
文例 · 用例
「御本はみんな伏せてしまって、ようござんすか、リヤ王はもう八十の坂を越えた……」 甘い声であった。
林芙美子 泣虫小僧 青空文庫
女中が走つて出て、甘い声で、ボンソアと庭口へ呼んだ。
林芙美子 浮雲 青空文庫
柔い炬燵蒲団をはぐつて、電気のスイッチを入れると、ゆき子は、富岡の顔を見ないやうにして、「寒いから、炬燵へおはいりになつて」と、甘い声で云つた。
林芙美子 浮雲 青空文庫
モルナはオラウスを見ていた、やがて静かな甘い声で言いはじめた、オラウスの耳にその甘い声はふるさとの村の蜜蜂のうなりのように甘やさしく聞えた。
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 剣のうた 青空文庫
わざと正面の御拝のある階段からは行かないで、側面の扉をほとほとと叩いて、「御免下さいまし」 なんとなく、うるおいのある甘い声
無明の巻 大菩薩峠 青空文庫
それをきっかけに、扶佐子はだんだん露骨になり、わざとらしく甘い声でNを呼んだりした。
壺井榮 青空文庫
泣き声も立てず、やがて扶佐子は、いつもの甘い声で、「奥さん。
壺井榮 青空文庫
しかももしこの甘い声をもう一度聞いたならば、その人恋しと思っている私の理性は、たちまち箍を外して、年甲斐もなく鍵を掛けた妻の寝室の扉に体当りでもしかねまじいのを、自分ながらハッと恐れたからであった。
橘外男 陰獣トリステサ 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日甘い声について考えている。
甘い声という言葉は日本語で重要だ。
彼は甘い声の意味を理解している。
この文には甘い声が含まれている。