軟泥
なんでい
名詞
標準
sludge
文例 · 用例
たぶん適当な軟泥の層をかぶっている事が条件であるらしい。
— 寺田寅彦 『日常身辺の物理的諸問題』 青空文庫
しかしもしも軟泥の層が単なるリュブリケーターとして作用しているのなら、何も人造石対ゴムに限る必要はないはずである。
— 寺田寅彦 『日常身辺の物理的諸問題』 青空文庫
そうすれば、死骸がその埋まっている柔らかな泥、つまり河底の軟泥からゆるめられ、そのために、他の作因にとうにその準備ができていさえすれば、浮び上がるかもしれない。
— 『モルグ街の殺人事件』続編 『マリー・ロジェエの怪事件』 青空文庫
ここはいわゆる海嶺というところらしく、ゆるやかな起伏のある丘をなしていて、歩くたびに海底の軟泥は煙のようにまいあがる。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
とにかくこれから油断をしないで前進するように、との博士の注意だ」 海底にわだかまるもの ホーテンスが右隊のほうへ帰ってしまうと、左隊の三名は、前よりも一層互いに身体を寄り合って、そろそろと軟泥の上を前進していった。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
水戸記者は、轟く胸を抑えつつ軟泥を蹴って前進した。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
一行が、それから百歩ばかり前進したとき、突然ものすごい地震が起こり、軟泥は舞上ってロンドンの霧のようにあたりに立罩め、各自の携帯燈は、視界を殆ど数|糎にまで短縮し、一同は壁の中に閉じ込められたようになった。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
が軟泥は濛々とあたりを閉じ籠め、視界は全く利かず、生きた気持もなかった。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
作例 · 標準
湖底の軟泥を採取して分析した結果、数千年前の環境変化が明らかになった。
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足を踏み入れた途端、深い軟泥に靴が埋まってしまい、抜け出すのに一苦労した。
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深海探査機が捉えた映像には、一面の軟泥の上を這う不思議な生物が映っていた。
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