裏ごし
うらごし
名詞
標準
sieve (for reducing soft solids to a pulp)
文例 · 用例
岩の間をすらすらと縫って、銑さんが船を持って来てくれる間、……私は銀の粉を裏ごしにかけたような美しい砂地に立って、足許まで藍の絵具を溶いたように、ひたひた軽く寄せて来る、浪に心は置かなかったが、またそうでもない。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
「塩辛かったかしら」 けさのスウプは、こないだアメリカから配給になった罐詰のグリンピイスを裏ごしして、私がポタージュみたいに作ったもので、もともとお料理には自信が無いので、お母さまに、いいえ、と言われても、なおも、はらはらしてそうたずねた。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
これを裏ごしにかけて、耳タボくらいのかたさがよいというが、ゆで過ぎてやわらかなのは、うどん粉を入れて、針から落ちないようにする。
— 三遊亭金馬 『江戸前の釣り』 青空文庫
牛乳だけで、そだてる子供の肉体は、いつたいに弱いのが多いと云ふ新聞記事を見ると、信一は、人蔘やほうれん草をうでて、それをうらごしで漉しては牛乳と混ぜて飲ましてみた。
— 林芙美子 『幸福の彼方』 青空文庫
病床日誌によればきょうの食事は朝 おまじり一〇〇 桃果汁八〇九時半 ネーブル果汁六〇十一時五十分 馬鈴薯うらごし小量 トマト汁七〇二時半 林檎果汁一〇〇五時 おまじり一椀 大根おろし少々 梨果汁八〇七時四十分 葡萄果汁五〇 番茶二〇。
— 中勘助 『胆石』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
pressing (food) through a sieve
作例 · 標準
例句