地無し
じなし
名詞
標準
fabric dyed, embroidered or impressed so that the original fabric is completely covered
文例 · 用例
」と雀は小首を傾け、「意氣地無しの陰辨慶に限つて、よくそんな負け惜しみの氣焔を擧げるものだわ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
いくら、僕、中学出たての小僧だって、僕あそんな意気地無しにあ、なれません」「じゃあ、どうすればいいの」「どうも出来ません。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
暑い暑いと凹垂れるごときは意気地無しの骨頂じゃ。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
怠惰者や意気地無しがドシドシ死んでしまえば、穀潰しの減るだけでも国家の為に幸福かも知れぬ。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
けれども此樣な氣候にも耐えてゐなければならんといふ人間は意久地無しだ。
— 三島霜川 『青い顏』 青空文庫
あんな意気地無しの卑屈な怠けものには、そのような醜聞が何よりの御自慢なのだ。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
」と雀は小首を傾け、「意気地無しの陰弁慶に限つて、よくそんな負け惜しみの気焔を挙げるものだわ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
そういう質の智慧のある人であるから、今ここにおいて行詰まるような意気地無しではなかった。
— 幸田露伴 『鵞鳥』 青空文庫
作例 · 標準
彼女が着ていた振袖は、金糸銀糸で模様が織り込まれた地無しのもので、見事だった。
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地無し友禅は、生地全体に細やかな柄が施されており、豪華な印象を与える。
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この帯は、地無しで染め上げられており、光の当たり方で様々な表情を見せる。
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