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衆力

しゅうりょく
名詞
1
標準
文例 · 用例
五郎兵衞老人の工事は誠意と勇氣との自力で出來たのだが、この工事は資本と巧智との衆力で出來るのである。
幸田露伴 華嚴瀧 青空文庫
異国の書物も、掛の者も、衆智を集め、衆力を集めて――お前達、一目見れば判るであろう。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
磯浜の反射炉、大砲、紡績機、硝子製造、これら悉く、財力と、智力と、衆力と、決して、わし一人の力で出来たものではない。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
かつその仲間の教育なり年齢なり、また門閥なり、おおよそ一様同等にして抜群の巨魁なきがために、衆力を中心に集めて方向を一にするを得ず。
福沢諭吉 旧藩情 青空文庫
」文章はむやみに美しくて、何だか意味のとほらぬ処もあるが、主人の奥方を負うて、紅葉でかくしたこの若武者が、その翌年の事件を写した「碁盤太平記」では、七十の母を持ち、大若衆力弥を子に持つた父なる由良之介になつてゐる。
折口信夫 由良助の成立 青空文庫