本のちょっと
ほんのちょっと
表現副詞
標準
just a little
文例 · 用例
夭死と云う事が、何だか一種の美しい事のような心持がしたし、またその時考えていた死と云うものは、有が無になるような大事件ではなく、ただ花が散ってその代りに若葉の出るようなほんのちょっとした変り目で、人が死んでも心はそこらの野の花になって咲いているような事を考えていた。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
それもほんのちょっとの間、川と汽車との間は、すすきの列でさへぎられ、白鳥の島は、二度ばかり、うしろの方に見えましたが、ぢきもうずうっと遠く小さく、絵のやうになってしまひ、またすゝきがざわざわ鳴って、たうたうすっかり見えなくなってしまひました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
人間と人間との間の誤解というようなこともほんのちょっとしたことから起るものだ。
— 九鬼周造 『かれいの贈物』 青空文庫
」「それゃうそでさあ大工もほんのちょっとです。
— 宮沢賢治 『バキチの仕事』 青空文庫
それもほんのちょっとの間、川と汽車との間は、すすきの列でさえぎられ、白鳥の島は、二度ばかり、うしろの方に見えましたが、じきもうずうっと遠く小さく、絵のようになってしまい、またすすきがざわざわ鳴って、とうとうすっかり見えなくなってしまいました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
一方ではまた、突然の暴行の後に釈放された白い母鳥も、ほんのちょっとばかり取り乱した羽毛をくちばしでかいつくろって、心ばかりの身じまいをしただけで、もう何事もなかったように、これも瞬間の驚きから回復したらしい十羽のひなを引率してしずしずと池の反対の側へ泳いで行くのであった。
— 寺田寅彦 『あひると猿』 青空文庫
残った葉もほんのちょっと指先でさわるだけでもろく落ちるのであった。
— 寺田寅彦 『病室の花』 青空文庫
そのような、ほんのちょっとした論文の内容がどうかすると新聞ではたいした「世界的」な研究になったり、ラジオでまで放送されて、当の学者は陰で冷や汗を流すのである。
— 寺田寅彦 『錯覚数題』 青空文庫
作例 · 標準
本のちょっと手伝ってもらえませんか?
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「お味はいかがですか?」「うん、本のちょっと塩味が足りないかな。」
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本のちょっとした工夫で、作業効率が格段に上がった。
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