ずぶの
ずぶの
連体詞
標準
complete
文例 · 用例
書房主山崎剛平氏は、私でさえ、ひそかに舌を巻いて驚いたほどの、ずぶの夢想家でありました。
— 太宰治 『砂子屋』 青空文庫
書房主山崎剛平氏は、私でさへ、ひそかに舌を卷いて驚いたほどの、ずぶの夢想家でありました。
— 太宰治 『砂子屋』 青空文庫
――おなじ桜に風だもの、兄さんを誘いに来ると悪いから―― その晩、おなじ千羽ヶ淵へ、ずぶずぶの夥間だったのに、なまじ死にはぐれると、今さら気味が悪くなって、町をうろつくにも、山の手の辻へ廻って、箔屋の前は通らなかった。
— 泉鏡花 『縷紅新草』 青空文庫
してみると、むろん一組み一両以上の品物で、木口なぞの上等な点といい、手入れのいいぐあいといい、この駒の持ち主はひとかどの将棋さし――少なくもずぶのしろうとではないことが、当然の結果として首肯されました。
— 南蛮幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
丁蘭は彫物の道にかけては、ずぶの素人だつたが、出来上つた木像を見ると、簡素なうちに母親にそつくりな面ざしがあつた。
— 昭和五(一九三〇)年 『茶話』 青空文庫
俺がずぶの素人でいてやかまし屋の『恋鳩』の舞台を、よく三晩も保ったかと思えば、われながら感心するよ」 「驚いた」と折竹も呆れかえって、 「君は、軽口師のガの字も知らんのじゃないか」 「そうとも、窮すればなんでもするよ。
— 水棲人 『人外魔境』 青空文庫
俺がずぶの素人でいてやかまし屋の『恋鳩』の舞台を、よく三晩も保ったかと思えば、われながら感心するよ」「驚いた」と折竹も呆れかえって、「君は、軽口師のガの字も知らんのじゃないか」「そうとも、窮すればなんでもするよ。
— 水棲人 『人外魔境』 青空文庫
むろんこの人夫は、舟を操ることでは、ずぶの素人ではなかった。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
作例 · 標準
彼は数ヶ月前まで、料理に関してはずぶの素人だった。
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このスポーツを始めたばかりの、ずぶの初心者を指導する。
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伝統芸能の世界に、ずぶの門外漢が足を踏み入れる。
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