世話の焼ける
せわのやける
表現形容詞-語幹
標準
needing care (of a person)
文例 · 用例
ある晩のことに私が床を延べていますと、お俊が飛んで参りまして、『どうせ私じゃお気に入りませんよ』と言いざま布団を引ったくって自分でどんどん敷き『サア、旦那様お休みなさい、オー世話の焼ける亭主だ』と言いながら色気のある眼元でじっと私を見上げましたことなどは、ただの仕草ではなかったのでございます。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
少女たちの特殊な道場にも似た、あの狭いところにうようよしている子供たちの一人々々の特徴を呑み込み、万事要領よくやって行くのも並大抵世話の焼けることではなかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
妙齢になっても畑の仕事の隙さえあれば、蝶々を追っかけたり、草花を摘んだりしてニコニコしている有様なので、世話の焼ける事、一通りでなかったが、それを母親のオナリ婆さんが、眼の中に入れても痛くない位可愛がって、振袖を着せたり、洟汁を※んでやったりしているのであった。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
そして「世話の焼ける先生だ。
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
」眉をひそめて不機嫌そうに言いながら、ベッドの引出しから寝巻を取り出し、「世話の焼けるぼんぼんや。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
▼然し前述のやうに、当局者の『思はせぶりな頭のふり方』が案外、作家、ジャナリズムに大きく作用し、当局にとつても所謂『薬が利きすぎた――』状態を呈し、当局と文筆業者との懇談会などといふ、世話の焼ける催しも開かなければならなくなつたのであらう。
— 大波小波 『小熊秀雄全集-20』 青空文庫
ポウル、一緒に来て御覧」「何て世話の焼ける英吉利人だろう!
— 牧逸馬 『ロウモン街の自殺ホテル』 青空文庫
山嵐は世話の焼ける小僧だ又始めたのか、いゝ加減にすればいゝのにと逃げる人を避けながら、一散に馳け出した。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
作例 · 標準
世話の焼けるペットほど、なついた時の喜びは大きいものだ。
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「いつまで経っても世話の焼ける孫だねえ」と祖母は目を細めて笑った。
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彼女は、少し放っておけないような世話の焼けるタイプに惹かれるらしい。
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標準
troublesome
作例 · 標準
世話の焼けるシステムトラブルが発生し、エンジニアたちが徹夜で対応にあたった。
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書類に不備が多くて世話の焼ける案件だが、根気強く修正していくしかない。
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世話の焼ける近隣住民とのトラブルに、管理会社も頭を抱えている。
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