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賽子

さいころ
名詞
1
標準
文例 · 用例
これは悪口でなく本当にある現象である、 その次の第百九十四段及び第七十三段に「嘘のサイコロジー」を論じたものなども科学者の参考になる。
寺田寅彦 徒然草の鑑賞 青空文庫
こういうことから考えてみると、この絵巻物は、一方では勧善懲悪の教訓を含んでいると同時に、また一方ではおそらく昔の戦乱時代の武将などに共通であったろうと思われる嗜虐的なアブノーマル・サイコロジーに対する適当な刺戟として役立ったものであろうと想像される。
寺田寅彦 山中常盤双紙 青空文庫
独逸製のサイコロを買うと、そもまま歔欷くように円筒状の夜の大阪を感じていた。
吉行エイスケ 大阪万華鏡 青空文庫
兄の繊細な恐ろしい過敏な神経質なものの見かたは、いつもサイコロジカルに滲透してゐた。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫
更にいかなる偶然が降って湧くか――と、章三の眼は人生のサイコロの数を見つめる人間のように血走っていた。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
おれはもうサイコロを投げた――という、偶然への挑戦であった。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
自分を取り巻くかずかずの偶然の重なりに、章三は挑戦して、サイコロを投げた。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
――会うか会うまいか」 大橋の袂に佇んで、鶴雄はハムレットのように呟いていたが、やがて何思ったのか、ズボンに手を突っ込んで、小さな象牙のサイコロを取り出すと、「偶数が出れば東だ!
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫