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言事

ことわざ
名詞
1
標準
文例 · 用例
例へば、余り善良なものは却つて悪人であるかの如く怯えるものだといふシヱクスピヤの言事は高橋に当|箝るだらう。
中原中也 高橋新吉論 青空文庫
それよりか……」「イエまだお咄し申さぬから何ですが……」「マアサ私の言事をお聞きヨ。
二葉亭四迷 浮雲 青空文庫
議論したけれども母親さんには私の言事が解らないと見えてネ、唯腹ばッかり立てているのだから、教育の無い者は仕様がないのネー」 ト極り文句。
二葉亭四迷 浮雲 青空文庫
昇の無駄を聞ては可笑しがッて絶えず笑うが、それもそうで、強ち昇の言事が可笑しいからではなく、黙ッていても自然と可笑しいからそれで笑うようで。
二葉亭四迷 浮雲 青空文庫
暫らく立在での談話、間が隔離れているに四辺が騒がしいのでその言事は能く解らないが、なにしても昇は絶えず口角に微笑を含んで、折節に手真似をしながら何事をか喋々と饒舌り立てていた。
二葉亭四迷 浮雲 青空文庫
以前は言事がさらさらとしていて厭味気が無かッたが、この頃は言葉に針を含めば聞て耳が痛くなる。
二葉亭四迷 浮雲 青空文庫
「これからは真個に慈母さんの言事を聴いて、モウ余り文三と口なんぞお聞きでないよ」「誰が聞てやるもんか」「文三ばかりじゃ無い、本田さんにだッてもそうだよ。
二葉亭四迷 浮雲 青空文庫
行状に「其嗣公之自宮川来続也、先生密疏言事、事秘不伝」と書してある。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫