雁股
かりまた
名詞
標準
forked arrowhead
文例 · 用例
あの矢の鏃をいろいろに工夫するのだがネ、どうしても雁股はよくいかない。
— 幸田露伴 『ねじくり博士』 青空文庫
何故というのに雁股は僕の所謂最も障碍の少きは螺旋的運動なりという原則に反対しているからだ。
— 幸田露伴 『ねじくり博士』 青空文庫
村入りの雁股と申す処に(代官|婆)という、庄屋のお婆さんと言えば、まだしおらしく聞こえますが、代官婆。
— 泉鏡花 『眉かくしの霊』 青空文庫
その、大蒜屋敷の雁股へ掛かります、この街道、棒鼻の辻に、巌穴のような窪地に引っ込んで、石松という猟師が、小児だくさんで籠もっております。
— 泉鏡花 『眉かくしの霊』 青空文庫
雪道を雁股まで、棒端をさして、奈良井川の枝流れの、青白いつつみを参りました。
— 泉鏡花 『眉かくしの霊』 青空文庫
そうして、森からは弓材になる檀や槻や梓が切り出され、鹿矢の骨片の矢の根は征矢の雁股になった矢鏃ととり変えられた。
— 横光利一 『日輪』 青空文庫
要するに、三角形と柳葉形とが基本形で、それから雁股形や有柄状などのものが出て來るのであらう。
— 濱田耕作 『石鏃の思出話』 青空文庫
左右に踏ん張った二本の足が、鉄で造られた雁股のように、巌然と床から生え上がっていた。
— 国枝史郎 『名人地獄』 青空文庫
作例 · 標準
弓道場の奥に飾られた古い雁股の矢尻には、戦国時代の名残が刻まれていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「この雁股は魚の尾のような形をしているから、空気を切り裂く音が独特なんだよ」と館長が解説する。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
儀式用の雁股には精巧な彫金が施され、単なる武器を超えた芸術品の風格があった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
時代劇の撮影で、俳優は大きな雁股の矢を番えて敵陣を威嚇する。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview