貪婪
どんらん異読 たんらん
名詞形容動詞
標準
avarice
文例 · 用例
すると黒点が私の貪婪な眼眸の中に留つた。
— 中原中也 『ヂェラルド・ド・ネルヴァル』 青空文庫
桜の根は貪婪な蛸のやうに、それを抱きかかへ、いそぎんちやくの食糸のやうな毛根を聚めて、その液体を吸つてゐる。
— 梶井基次郎 『桜の樹の下には』 青空文庫
※部屋の奧、寢臺のあたりには、そこはかとない薄明しか漂はせてゐなかつた星形の窓は、いまや貪婪な窓と交代して、飽くことなく日光を求めてゐる。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『窓』 青空文庫
すると、その家の前には、貧乏人たちが立ちはだかり、そしてそれは貪婪さうに見入つてゐる。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
桜の根は貪婪な蛸のように、それを抱きかかえ、いそぎんちゃくの食糸のような毛根を聚めて、その液体を吸っている。
— 梶井基次郎 『桜の樹の下には』 青空文庫
貪婪な口を持っています。
— ――或る私信―― 『橡の花』 青空文庫
ああ、これこそ貪婪な美食主義のはかない片鱗ではなからうか。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
まことに芸術家の、表現に対する貪婪、虚栄、喝采への渇望は、始末に困って、あわれなものであります。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
作例 · 標準
人間の貪婪な欲望は、時に破滅を招く。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は富への貪婪な執着を捨てきれずにいた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
貪婪な資本主義が、貧富の差を拡大させている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash