絵顔
えかお
名詞
標準
文例 · 用例
ある繪葉書屋の前まで彼が來たとき、前に行つた二人の少女が立ち停つてそこの店頭に下つてゐる男の活動役者の繪顏を何か囁きながら眺めてゐた。
— 横光利一 『悲しみの代價』 青空文庫
呼ばれた少女はなかなか放れようとしなかつたが、暫くして待つてゐる少女の傍まで急いで行くと、今度は待つてゐた少女はくつくつ下品な笑ひを浮べてまた一人繪顏の前へ戻つていつた。
— 横光利一 『悲しみの代價』 青空文庫
」 さう云ふと待たされてゐた少女もまた繪顏の方へ引き返した。
— 横光利一 『悲しみの代價』 青空文庫