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後棒

あとぼう
名詞
1
標準
rear carrier of a palanquin
文例 · 用例
青鬼が前へ、赤鬼が後棒で、可恐しい面を被った。
泉鏡花 怨霊借用 青空文庫
」と後棒が言を添える。
泉鏡花 栃の実 青空文庫
」と手真似で示すと、は後棒となって、幾本の重い材木を無事に麓まで担ぎ下したのである。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
助十 先棒でも後棒でも、斯ういふときに遠慮が出來るものか。
岡本綺堂 權三と助十 青空文庫
そりゃアあなた稼業がら、小博奕ぐらいは打ちますが、それとてほんの時々で……オイ後棒、おめえもあやまれ」 すると後棒がまかり出た。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
駿介はその一組の後棒になつて下りて行つた。
島木健作 續生活の探求 青空文庫
○演技指導における俳優と演出者の関係は、ちょうど一つの駕籠をかつぐ先棒と後棒の関係に似ている。
伊丹万作 演技指導論草案 青空文庫
先棒の姿は後棒に見えるが、先棒自身には見えない。
伊丹万作 演技指導論草案 青空文庫
作例 · 標準
駕籠の後棒を担ぐ者は、前方の視界が遮られるため、前棒の肩の動きを頼りに歩調を合わせる。
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「おい後棒、そんなに揺らすな。中の客人が目を回しちまうだろうが」
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険しい山道に入ると、後棒の男は歯を食いしばり、一歩一歩踏みしめるようにして坂を上った。
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前棒が急に足を止めたため、不意を突かれた後棒は危うく駕籠のバランスを崩しそうになった。
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