後棒
あとぼう
名詞
標準
rear carrier of a palanquin
文例 · 用例
青鬼が前へ、赤鬼が後棒で、可恐しい面を被った。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
」と後棒が言を添える。
— 泉鏡花 『栃の実』 青空文庫
」と手真似で示すと、は後棒となって、幾本の重い材木を無事に麓まで担ぎ下したのである。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
助十 先棒でも後棒でも、斯ういふときに遠慮が出來るものか。
— 岡本綺堂 『權三と助十』 青空文庫
そりゃアあなた稼業がら、小博奕ぐらいは打ちますが、それとてほんの時々で……オイ後棒、おめえもあやまれ」 すると後棒がまかり出た。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
駿介はその一組の後棒になつて下りて行つた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
○演技指導における俳優と演出者の関係は、ちょうど一つの駕籠をかつぐ先棒と後棒の関係に似ている。
— 伊丹万作 『演技指導論草案』 青空文庫
先棒の姿は後棒に見えるが、先棒自身には見えない。
— 伊丹万作 『演技指導論草案』 青空文庫
作例 · 標準
駕籠の後棒を担ぐ者は、前方の視界が遮られるため、前棒の肩の動きを頼りに歩調を合わせる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「おい後棒、そんなに揺らすな。中の客人が目を回しちまうだろうが」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
険しい山道に入ると、後棒の男は歯を食いしばり、一歩一歩踏みしめるようにして坂を上った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
前棒が急に足を止めたため、不意を突かれた後棒は危うく駕籠のバランスを崩しそうになった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview