幻辞.com

巍々

ぎぎ
形容詞-たる副詞-と
1
標準
towering (mountains)
文例 · 用例
仰げよ萬世一系の皇統、巍々たる皇謨は無限に坐す。
北原白秋 新頌 青空文庫
弐 そのころから無縁坂の南側は岩崎の邸であったが、まだ今のような巍々たる土塀で囲ってはなかった。
森鴎外 青空文庫
眼前には巍々堂々たる洋館、仙台ホテル、陸奥ホテル、和風では針久、大泉、其他数知らぬ旅館がある。
佐左木俊郎 文学に現れたる東北地方の地方色 青空文庫
岩石のはざまよりは、青き迷迭香(ロスマリヌス)、赤き紫羅欄花など生ひ上りたるが、その巓にはチウダレイクスが廢城の殘壁ありて、猶|巍々として雲を凌げり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
海水はその緑なる苔皮をして、高く石壁に攀ぢ登らしめ、巍々たる大理石の宮殿も、これが爲めに水中に沈まんと欲する状をなし、人をして危殆の念を生ぜしむ。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
立ち竝んだ山から山の峯の一つに立つて、遠く眼にも見えず麓を縫うて流れてゐる溪川の音を聞く時に、初めて眼前に立ち聳えて居る巍々たる諸山岳に對して言ふ樣なき親しさを覺ゆることは誰しもが經驗してゐる事であらうとおもふ。
草鞋の話旅の話 樹木とその葉 青空文庫
眼の前に開けた深い広い傾斜、其向うの巍々堂々たる山。
幸田露伴 穂高岳 青空文庫
當年、宗吾が鮮血を流したるの處、今は巍々たる大堂を見る。
大町桂月 宗吾靈堂 青空文庫
巍々(ぎぎ) — 幻辞.com