根笹
ねざさ
名詞
標準
dwarf bamboo (varieties that thrive in western Japan)
文例 · 用例
元二は前途を見渡して、此から突張つて野を越して瓜井戸の宿へ入るか、九つを越したと成つては、旅籠屋を起しても泊めてはくれない、たしない路銀で江戸まで行くのに、女郎屋と云ふわけには行かず、まゝよとこんな事はさて馴れたもので、根笹を分けて、草を枕にころりと寢たが、如何にも良い月。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
――竜胆を手折ってくれたその振袖は、すらすらと裳に薄を掛けた後姿が見えて、市松大柄な年増は、半身を根笹に、崖へ下りかかる……見附かった山の幸に興じたものであろう。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
」 手巾を引出して、根笹は浅く霜をのせたが、胸に抱いたら暖かそうに、またふッくりと日の当る、路傍の石|一個、滑らかな面を払うて、そのまま、はらりと、此方へとて。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
たしない路銀、女郎屋と云ふわけには行かず、まゝよ、とこんな事は、さて馴れたもので、根笹を分けて、草を枕にころりと寢たが、如何にも良い月。
— 泉鏡太郎 『一席話』 青空文庫
嬉しや日が当ると思えば、角ぐむ蘆に交り、生茂る根笹を分けて、さびしく石楠花が咲くのであった。
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
」 山沿の根笹に小流が走る。
— 泉鏡花 『小春の狐』 青空文庫
其の時分は、山の根笹を吹くやうに、風もさら/\と鳴りましたつけ。
— 泉鏡花 『雪靈續記』 青空文庫
その時分は、山の根笹を吹くように、風もさらさらと鳴りましたっけ。
— 泉鏡花 『雪霊続記』 青空文庫
作例 · 標準
庭の片隅には、いつの間にか根笹が群生していた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
根笹は丈夫で、日陰でもよく育つため、庭の下草として利用される。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
熊笹と根笹はよく似ているが、分布地域や大きさで区別できる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash