益体もない
やくたいもない
表現形容詞
標準
useless
文例 · 用例
なれど、その途中の路用が何として……」「何の、やくたいもない心配じゃ。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
かやうな事は千百年以前に御存知ゆゑ、言うても言はいでもの事を、はれ、やくたいもない。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
その上に時々吹きあてる風の音が――妙源 (最前より四辺を顧※したりしが唐突に)そんな話はよさぬかい、やくたいもない。
— 郡虎彦 『道成寺(一幕劇)』 青空文庫
「うむ……」「なじょなわけか知らないが、やくたいもないごんだなあ」 きよは、平常話相手のないせいで、祖母が来ると、よく喋って相手をした。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
没落までの、こんな経過を書いていれば、それは、やくたいもない事ばかりだし、限りもないので、もうやめる。
— ――四半自叙伝―― 『忘れ残りの記』 青空文庫
やくたいもない苔が生えているだけで――」「それ、皮肉ですか?
— 梅崎春生 『記憶』 青空文庫
「こんなやくたいもないものを見たいなんて、君らしいな」 栄介はまた茶碗を引き寄せながら言った。
— 梅崎春生 『狂い凧』 青空文庫
馬方は仕事帰りに諸方で紙屑を買って帰る途中で、紙屑の儲けなど酒一本にも当らんわい、やくたいもないこっちゃ、などとボヤきながら、何本となく平げている、何か僕達に話しかけたいという風でいて、それが甚だ怖しくもあるという様子である。
— 坂口安吾 『日本文化私観』 青空文庫
作例 · 標準
その議論は益体もない、何も進展しないよ。
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愚痴ばかり言っていても益体もないから、何か行動を起こそう。
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彼は益体もないことを言っていたので、みんな無視した。
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