行者
ぎょうじゃ
名詞頻度ランク #26806 · 青空 872 例
標準
ascetic
文例 · 用例
けれども、旅行者にとってはのんきそうに見えながらも、帝都の人たちはすべて懸命の努力で生きているのだという事を、この北京の客に説明してやろうかしらと、ふと思った。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
行者と修験者の山なる点において、富士と木曾御嶽は、日本の山岳のうちで、ユニークな位置を占めていると思う。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
そこへははやり唄の作者や唄本の発行者も集って来て本の取引かたがた町のはやり唄に対する気受の具合を話し合う。
— 岡本かの子 『巴里の唄うたい』 青空文庫
ともかくも学術上の権威者の一つの役目は丁度旅行者に対する案内者の役目である。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
」自分は同行者の温順な謙譲な人柄からその人がベデカの権威に絶対的に服従してベデカを通しての宮園のみを鑑賞する態度を感心もしまた歯がゆくも思った。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
レニンの仕事は科学でないだけに、その人のその仕事の遂行者としてのえらさは必ずしも目前の成果のみで計量する事が出来ない。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
も一つは犯行者の犯行なるものである。
— 梶井基次郎 『『新潮』十月新人號小説評』 青空文庫
そして非常に混雜してゐる馬車や歩行者を避けなければならぬことが、彼に異樣な運動への口實を與へてゐたのに拘はらず、彼は全く平靜にしてゐました。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『巴里の手紙』 青空文庫