音学
おんがく
名詞
標準
文例 · 用例
蝋管に刻まれた微細な凹凸を巧妙な仕掛けで郭大した曲線を調和分析にかけて組成因子の間の関係を調べたりして声音学上の知識に貢献した事も少なくない。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
平円盤によって行なわれた声音学上の実験的研究もたくさんにあって、今でも続いて熱心な学者がこれを追究している。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
」「君の苦心してやっているのは、音楽じゃなくって、音学という学ぶ方だね。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
この試験、はたして有効のものならば、医学部には必ず音学をもって一課となし、青年学生の聴機穎敏なる時に及びて、これに慣れしめざるべからず。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
昨日のお客は、発音学専門の独学者だと云ふ……その弟の人はやはり言葉にばっかり興味をもって、今は六ヶ国の国語に上達して、各国の小説を読んでゐると云ふ。
— 知里幸恵 『日記』 青空文庫
もうひと息――芥川賞(第三十回)選後評――岸田國士 候補作品九篇のうち、私が最も推賞に値すると思つたのは、庄野潤三の「流木」と小島信夫の「吃音学院」であつた。
— ――芥川賞(第三十回)選後評―― 『もうひと息』 青空文庫
小島信夫の「吃音学院」は、なかなかしつかりした佳い作品である。
— ――芥川賞(第三十回)選後評―― 『もうひと息』 青空文庫
科目はシナの古典の学習を主とし、並びに書道と音学とを教える。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫