三鈷
さんこ異読 さんご
名詞
標準
trident vajra
文例 · 用例
その他、なお、舎利塔、位牌、如意、持蓮、柄香炉、常花、鈴、五鈷、三鈷、独鈷、金剛盤、輪棒、羯麿、馨架、雲板、魚板、木魚など、余は略します。
— 彫刻修行のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
行者の前の壇上には、蘇油、鈴、独鈷、三鈷、五鈷、その右に、二本の杓、飯食、五穀を供え、左手には嗽口、灑水を置いてあった。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
高さ一尺二、三寸の銅像で、左の足で蓮花を踏み、右の足を高く上げ、左の手は腰にあて、三鈷を持った右の手を頭上に振りかざし、稍忿怒の相を帯びた半裸体のものである。
— 木暮理太郎 『金峰山』 青空文庫
開墾宮沢賢治落ちしのばらの芽はひかり樹液はしづにかはたれぬあゝこの夕つゝましくきみと祈らばよからんをきみきたらずばわが成さんこの園つひにむなしけん西天黄ばみにごれるに雲の黒闇の見もあへず
— 宮沢賢治 『開墾』 青空文庫
従つて彼等の間では彼等が世間に向つて抱くその野望からの当然の産物として出て来なければならなかつたのは、仲間同志に於ては、その仲間の誰でもを褒めたとも譏つたとも理由の分らない噂――まあまあ噂――さうつまり噂なんだ、それを作り出さんことに閑暇がない。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
翁は妻との間にたくさんこどもを生んだ。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
そこでこういう場合は、いろいろ六ヶしいことがあるが、簡単に説明すればこうだ、皆さんこの外どういうことがあるか考えて御覧なさいといった風にして、彼等の求知心を強からしめ、研究的態度に出でしむるようにありたい。
— 寺田寅彦 『研究的態度の養成』 青空文庫
民さんこれ野菊がと僕は吾知らず足を留めたけれど、民子は聞えないのかさっさと先へゆく。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
作例 · 標準
仏像の手に握られた三鈷は、煩悩を打ち砕く力を象徴している。
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密教の儀式では、導師が三鈷を手に加持を行う。
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この寺院には、貴重な三鈷が大切に保管されている。
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