高麗楽
こまがく
名詞
標準
old Japanese court music from the Nara period
文例 · 用例
万歳楽、皇※などが舞われ、日の暮れ時に高麗楽の乱声があって、また続いて落蹲の舞われたのも目|馴れず珍らしい見物であったが、終わりに近づいた時に、権中納言と、右衛門督が出て短い舞をしたあとで紅葉の中へはいって行ったのを陪観者は興味深く思った。
— 若菜(上) 『源氏物語』 青空文庫
馬を院方の人が受け取った時に右馬寮の人々は高麗楽を奏した。
— 若菜(上) 『源氏物語』 青空文庫
本格的な支那楽|高麗楽よりも東遊びの音楽のほうがこんな時にはぴったりと、人の心にも波の音にも合っているようであった。
— 若菜(下) 『源氏物語』 青空文庫
演奏の順序は唐古楽一舞、唐散楽一舞、林邑楽三舞、高麗楽一舞、唐中楽一舞、唐女舞一舞施袴二十人、高麗楽三舞、高麗女楽、――かくしてついに日が暮れる。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
この時代には高麗楽のみが栄え、伎楽も林邑楽もその独立を失った。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
そうして新しく唐新楽(羯鼓楽)が起こり、高麗楽と共に左右楽部として雅楽なるものを形成した。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
これは天平十一年冬十月に光明皇后の営まれた維摩講においてうたわれたもので、終日|大唐楽や高麗楽のような舶来の大管絃楽の演奏される間にまじって、うたわれたのであった。
— 風巻景次郎 『中世の文学伝統』 青空文庫
作例 · 標準
雅楽の演奏会で、朝鮮半島由来の舞楽である高麗楽を鑑賞した。
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高麗楽では、独特の打楽器の響きが異国情緒を感じさせる。
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宮中行事で披露される高麗楽の装束は、非常に色鮮やかで目を引く。
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ウィキペディア
高麗楽(こまがく)は、中国大陸から伝来したもののうち、朝鮮半島を経由してきたもの、およびそのスタイルにならって日本で新作された雅楽の総称。当初は、新羅楽、百済楽などのように、細かく分かれていたが、後に高麗楽としてまとめられた。
出典: 高麗楽 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0