杉並木
すぎなみき
名詞
標準
avenue of cedars (cryptomeria)
文例 · 用例
一歩境内に踏みいると、乱雑なる町家から仕切られて、吉野山の杉林を見るような、幽邃なる杉並木が、富士の女神にさす背光を、支持する大柱であるかの如く、大鳥居まで直線の路をはさんで、森厳に行列している。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
大杉公園といふのはどんな處かと思つたら、とある神社の杉並木のことであつた。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
併し杉並木は美しい。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
昔の東海道の杉並木の名残が、蛇行する自動車道路を直線的に切っているのが面白い。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
それは街道の杉並木である。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
今市より北折して會津へ至る道も、神々しさは餘程缺けるが同じく杉並木が暫くは續く。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
さきごろの出水に頽された広瀬川の堤を越えて、昼もくらい杉並木の奥深くはいると、高い不規則な石段の上に、小規模の日光廟が厳然とそびえている。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
二三日たった仙二は年寄は自分が先からもチョクチョク会う人だと云うのを知りその人達の住んで居る杉並木の奥にある平屋なんかも思った。
— 宮本百合子 『グースベリーの熟れる頃』 青空文庫
作例 · 標準
日光へと続く街道沿いには、江戸時代に植えられた巨大な杉並木が続いている。
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杉並木の間から差し込む木漏れ日が、アスファルトの上に美しい縞模様を描いている。
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霧に包まれた幻想的な杉並木の中を、一台のバスがゆっくりと通り抜けていった。
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