日輪
にちりん
名詞
標準
Sun
文例 · 用例
ああ十字疾行する街路のうへそのするどさに日輪もさけびくるめき群集をこえて落しきたるを感じいのり齒をくひしめ受難の日のひくれがたわれつひに蛇のごとくなりて絶息す。
— 萩原朔太郎 『受難日』 青空文庫
雄大なる白河内岳が、円く眼の前にボーッと立つ、この山を中心として、雲の大暈が、幻のように圏を描いてひろがる、日輪の輪廓がひろがって黄色い葵の花のように、廻転するかと思われた。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
やや左手の眼の前に落ちかかる日輪は爛れたような日中のごみを風に吹き払われ、ただ肉桃色の盆のように空虚に丸い。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
朝顔の色を見て、それから金山から出る緑砂紺砂の色、銅板の表面の色などの事を綜合して「誠に青色は日輪の空気なる(?
— 寺田寅彦 『断片(2)』 青空文庫
〔みちべの苔にまどろめば〕みちべの苔にまどろめば、 日輪そらにさむくして、わづかによどむ風くまの、 きみが頬ちかくあるごとし。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
それは毎日輪講の書が変って一週間目にまた旧の書を輪講するというようになって居るのです。
— 幸田露伴 『学生時代』 青空文庫
もやもやした霧の中から突然日輪でも出現したようにあまりにくっきりとそれだけが聞こえて、あとはまた元どおりぼやけてしまった。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
稀薄な空気がみんみん鳴っていましたがそれは多分は白磁器の雲の向うをさびしく渡った日輪がもう高原の西を劃る黒い尖々の山稜の向うに落ちて薄明が来たためにそんなに軋んでいたのだろうとおもいます。
— 宮沢賢治 『インドラ[※1]の網』 青空文庫
作例 · 標準
昇りくる日輪が、水平線を鮮やかなオレンジ色に染め上げた。
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古くから、日輪は神聖なものの象徴として崇められてきた。
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庭に咲いたひまわりが、まるで小さな日輪のように輝いていた。
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