日件
にっけん
名詞
標準
文例 · 用例
「臥雲日件録」文安三年十二月二十一日条に、官人騎馬射狗、以為攘災之儀。
— 喜田貞吉 『エタに対する圧迫の沿革』 青空文庫
ことに室町時代僧侶の眼に映した屠者の如きは、「臥雲日件録」に、「蓋人中最下之種」とまで絶叫された程であったから、僧侶が自らこれに手を着けて、仏縁を結ばしめようとする様な篤志のものは少かったものとみえる。
— 喜田貞吉 『特殊部落と寺院』 青空文庫
「臥雲日件録」のその同じ文安三年十二月二十一日条に、当時の屠者の事を評して、「蓋人中最下之種」と侮辱極まる言辞を用いているのも、畢竟僧侶の同一見地から出た悪口で、当時彼らの見る旃陀羅の地位を言いあらわしたものなのである。
— 日蓮聖人はエタの子なりという事 『旃陀羅考』 青空文庫
それが一人かはた幾人もあったのかは別として、京都の地へも文安から宝徳のころに、長寿の尼が若狭から遣ってきて、毎日多くの市民に拝まれたことは、『臥雲日件録』にも書いてあれば、また『康富記』などにもちゃんと日記として載せてあるから、それを疑うことはできないのである。
— 柳田国男 『山の人生』 青空文庫
『臥雲日件録』などを読んでみると、山姥が子を生むという話は少なくとも室町時代の、京都にもすでに行なわれていた。
— 柳田国男 『山の人生』 青空文庫