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馬鹿騒ぎ

ばかさわぎ
名詞
1
標準
文例 · 用例
あの蹴球部の本科生と言い、けさの教室の、あさましい馬鹿騒ぎと言い、となりのクラスの学生たちと言い、実に見事なものだ。
太宰治 正義と微笑 青空文庫
酔っても、別に馬鹿騒ぎをするわけじゃないし、あれでお勘定さえきちんとしてくれたら、いいお客なんですがねえ。
太宰治 ヴィヨンの妻 青空文庫
静子夫人は、その後、赤坂のアパートに起居して、はじめは神妙に、中泉画伯のアトリエに通っていたが、やがてその老画伯をも軽蔑して、絵の勉強は、ほとんどせず、画伯のアトリエの若い研究生たちを自分のアパートに呼び集めて、その研究生たちのお世辞に酔って、毎晩、有頂天の馬鹿騒ぎをしていた。
太宰治 水仙 青空文庫
天神様や観音様にお礼を申し上げたいところだが、あのお光の場合は、ぬかよろこびであったのだし、あんな事もあるのだから、やっと百五十一枚を書き上げたくらいで、気もいそいその馬鹿騒ぎは慎しまなければならぬ。
太宰治 鉄面皮 青空文庫
丹後の浜の大漁踊りみたいな馬鹿騒ぎを年中やつてゐるのが竜宮だなんて陳腐な空想をしてゐたんぢやねえのか。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
平常の巴里の優雅さを埋めかくして居る今日の祭の馬鹿騒ぎの中にベッシェール夫人は本当の巴里其のものゝ優雅さで新吉について歩いて居るのだ。
岡本かの子 巴里祭 青空文庫
またもや罰金ごっこが始まったけれど、もう以前のような突飛な振舞いも、悪ふざけも、馬鹿騒ぎもなくて、――ジプシーめいた要素は消えうせていた。
ツルゲーネフ はつ恋 青空文庫
これはすべての馬鹿騒ぎのあとから起こったことであるが、ここに書き加える価値があると思う。
北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 世界怪談名作集 青空文庫