だらだら坂
だらだらざか
名詞
標準
gentle slope
文例 · 用例
そこから、だらだら坂になっているアカシア並木の赭土の途を揺られながら、ペル・※ュウ村の木立の上に風車の廻っているロダンさんの粗末なお宅につくと、薔薇園の木戸口に肉体の彫刻的に締った、銀髪のロダン夫人が立って、妾を迎えてくださいました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
こう思っている間、件のだらだら坂は大分長かった。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
漸くだらだら坂になって、上りきったナと思うと、 サア来ました。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
探偵小説家の父親の銅像に、いつくしみの瞳をそそぎつつ、右手のだらだら坂を下り、庭園に出たのである。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
ころがせ ころがせ びいる樽とめて、とまらぬものならば赤い夕陽の、だらだら坂を ころがせ ころがせ びいる樽 (北原白秋氏作) 西原氏は、この童謠の微吟を聞いた狂少女の顏に、何か捉へ得る表情の變化が現はれはしないかとひそかに望んだ。
— 岡本かの子 『狂童女の戀』 青空文庫
行くことおよそ二里ばかり、それから爪先上りのだらだら坂になった、それを一里半、泊を急ぐ旅人の心には、かれこれ三里余も来たらうと思うと、ようやく小川の温泉に着きましてございまする。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
其の黒く塗られた板塀について曲るとだらだら坂になり、丘の上のメリー皇后の慈善産院の門前へ出た。
— 岡本かの子 『ガルスワーシーの家』 青空文庫
宮坂は黙って来た時の道を歩いて居たが景子の家に近いだらだら坂の途中まで来た時急に足を止めて言った。
— 岡本かの子 『ガルスワーシーの家』 青空文庫
作例 · 標準
家の近くに、自転車でも楽に登れるだらだら坂がある。
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公園のだらだら坂を、子供たちが楽しそうに駆け上がっていく。
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このだらだら坂を登り切ると、素晴らしい景色が広がっている。
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