鶏破
けいは
名詞
標準
文例 · 用例
仲間にいふだけいはせておいて、自分は一語も發せず小氣味よげにその場の樣子を見てゐた彼はさういふと同時に立ち上つた。
— 島木健作 『一過程』 青空文庫
」とあけすけいはせるほどであつた。
— 島木健作 『第一義の道』 青空文庫
はくちょうたちがよけいはげしく羽ばたきしはじめたようにおもわれました。
— DE VILDE SVANER 『野のはくちょう』 青空文庫
慌てるとよけいはまらない。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
」 和尚さんは、この一生懸命に喋る若者を、いとしむやうにやさしく見ながら、いひたいだけいはせてやつた。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
漢の焦延寿の『易林』に巽鶏と為すとあれば、そんけいは巽鶏だ、圭の字音に拠って蛙をケイと読み損じて、巽の方の三足の蛙と誤伝したのである。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
べんけいする奴には敵はないとか、ベんけいは天才の母とかいうのは此処から出た事である――。
— 直木三十五 『鍵屋の辻』 青空文庫
先づ他人の私事に妙に関心し、とりわけいはゆる醜聞を、ことに世間に名の知られた他人の醜聞を愛する人間がある。
— 三木清 『日記と自叙伝』 青空文庫