手毬
てまり
名詞
標準
traditional Japanese handball game
文例 · 用例
たちまち、けんけんごうごう、二匹は一つの手毬みたいになって、格闘した。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
――大地、海水と相合うて、その形まどかなること手毬の如くにして、天、円のうちに居る。
— 太宰治 『地球図』 青空文庫
」と手を曳きて家に入り、黒くなりたる櫃の上に、美しき手毬のありしを、女の児に与うれば、気味悪そうに手に取りて、「こりゃ何。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
「(手毬が、手毬が流れる、流れてくる、拾ってくれ、礼をする。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
稲妻を掴えそうな慌て方で、ざぶざぶ真中で追かける、人の煽りで、水が動いて、手毬は一つくるりと廻った。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
私が手を伸すとの、また水に持って行かれて、手毬はやっぱり、川の中で、その人が取らしっけがな。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
」 と夜具風呂敷の黄母衣越に、茜色のその顱巻を捻向けて、「厭な事は、……手毬を拾うと、その下に、猫が一匹居たではねえかね。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
そこら鼠色の汚え泡だらけになって、どんみりと流れたわ、水とハイ摺々での――その方は岸へ上って、腰までずぶ濡れの衣を絞るとって、帽子を脱いで仰向けにして、その中さ、入れさしった、傍で見ると、紫もありゃ黄色い糸もかがってある、五|色の――手毬は、さまで濡れてはいねえだっけよ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
作例 · 標準
公園で女の子たちが手毬をついて遊んでいる。
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美しい模様が施された手毬は、日本の伝統工芸品だ。
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子供の頃、よく祖母と手毬を作って遊んだものだ。
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