凡骨
ぼんこつ
名詞
標準
ordinary person
文例 · 用例
木版の刻は伊上凡骨氏を煩はした。
— 夏目漱石 『『心』自序』 青空文庫
多少、凡骨に化する必要が在る。
— 太宰治 『春の盗賊』 青空文庫
伊上凡骨の処で木板を習つてゐるルンプといふ独逸人を神田の安田旅館に尋ね、それを一緒につれて行つた。
— 木下杢太郎 『パンの会の回想』 青空文庫
木版は孰れも伊上凡骨が其弟子を督して彫刻する所であつた。
— 木下杢太郎 『本の装釘』 青空文庫
ゲエテの門番の孫で、伊上凡骨の弟子の猿づらの彫刻家|独逸人のフリッツ・ル※プも若かった。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
冷たい頭腦で遠慮無く散々貶して貰ひませう、とても癒らぬ官僚主義で、つるつる禿げた凡骨を。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
凡骨空菴の守りとなりて、これより幾千年の春のあはれを見んといはゞ、一代の宗匠かくこそあるべけれと誰しも思ふべきに、けしからぬは路雪なり。
— 島崎藤村 『山家ものがたり』 青空文庫
彫刻師凡骨などのお伴をした時は、その度によくからかはれたもので蜀山流の狂歌が口を突いて出た、それを皆で笑つたものだ。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
作例 · 標準
彼は凡骨だが、地道な努力で成功を掴んだ。
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私は凡骨の身ではございますが、精一杯務めさせていただきます。
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凡骨の人生でも、何か人の役に立てることがあればと思う。
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