駆け付ける
かけつける
動詞
標準
文例 · 用例
今度こそは乗遅れぬやうにと再び停車場に駆け付ける。
— 小樽より釧路まで 『雪中行』 青空文庫
私が駆け付ける頃は、もう彼等は幾分眼を据えて腰掛の樽を叩いて、口論などが始まらうとしてゐることが多い。
— 牧野信一 『喜劇考』 青空文庫
氏がいよいよ悪いとの報知があったので駆け付けると、もう息が絶えていた。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
夜更け、水道橋方面の新色のところへ駆け付ける、さながら「つるつる」を地でいったような志ん太君と大塚駅で別れる。
— 正岡容 『随筆 寄席風俗』 青空文庫
あまりに咄嗟の出来事で、遠ざけられた近習達が、駆け付ける暇もなかったのです。
— 金色の処女 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「笹野の旦那、こいつを頼みます」「お、心得た」 その内に遠慮して遠退いていた近習達も、騒ぎを聞いて駆け付ける様子。
— 金色の処女 『銭形平次捕物控』 青空文庫
六 昨夜、孫六が殺された時刻――それよりほんの少し遅く、平次は関係者一同を、昨夜と同じ順序で土蔵の前へ駆け付けるように命じました。
— 月の隈 『銭形平次捕物控』 青空文庫
――そのまま裏口から、八丁堀へ駆け付けるのだ。
— 弥惣の死 『銭形平次捕物控』 青空文庫