異神
いしん
名詞
標準
文例 · 用例
それすら旧套を襲いて在来の異神の神林をそのまま耶蘇教寺の寺林とし、もってその風景と威容を副えおる所多し。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
この三女神は、分布の広い神であるが、性格の類似から異神の習合せられたのも多いのである。
— 折口信夫 『水の女』 青空文庫
此三女神は、分布の広い神であるが、性格の類似から異神の習合せられたのも多いのである。
— 折口信夫 『水の女』 青空文庫
我々の国に於て、異神の信仰を携へ歩いた事は、幾度であるか知れない。
— 折口信夫 『相聞の発達』 青空文庫
先住民の落ちこぼれで、生活の基調を異神の信仰に置いた其団体が、週期を以て、各地を訪れ渡つて居る中に、駅・津の発達と共に、陸路・海路の喉頸の地に定住する事になつた。
— 折口信夫 『国文学の発生(第二稿)』 青空文庫
さうした異神群行し来つて、鎮祭を司る遺風を伝へたものは、大殿祭や室寿ばかりではなかつた。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
さうして其を逆に、俘虜・新降の徒、即異神を奉じて、其力を以て、宮廷及び地方的権威者を祝福するものだ、と信じられる様になつたものゝ方が、多かつたのではないかと考へる。
— ――序説として―― 『唱導文学』 青空文庫
週期的に異神の群行があつて、邑落を訪れ、復来むまでの祝福をして通るものと信じてゐた事にある。
— ――序説として―― 『唱導文学』 青空文庫