来前
らいまえ
名詞
標準
文例 · 用例
植物は、第五氷河期襲来前の〇・五パーセントしか存在せず、而も衰弱の徴が著しく、漸次衰滅するものと思われる。
— 海野十三 『予報省告示』 青空文庫
実は漢字渡来前の語彙の表をつくって、その組合せを五十音図表につくって、暇を見ては、パズルを解くように改めてゆくのである。
— 中井正一 『言語は生きている』 青空文庫
またそれぞれの首長に所属する臣下の人々も日本渡来前の国を失う必要があった。
— 高麗神社の祭の笛――武蔵野の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
爾来前者を「古註」と呼び、後者を「新註」と呼ぶならわしになったが、今日最も広く読まれているのは「新註」による「論語」である。
— 下村湖人 『現代訳論語』 青空文庫
○爾来前田茂三郎君はじめ多くの同胞に会ふ。
— 斎藤茂吉 『つゆじも』 青空文庫
幾分確実な史実の捉えられ得るのはスペイン人渡来前一世紀間のことだと云われている。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
シャビエルは渡来前から日本に流通している天竺伝来の宗教を問題としていたのであるが、鹿児島到着後には直ちに研究をはじめたらしい。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
まず政友会の勃興に付いて進歩党の破裂は止ったが、それ以来前後七年、私は党の総理として事に当ったが、その間に於て少しも党勢は振わ無いのである。
— 大隈重信 『〔憲政本党〕総理退任の辞』 青空文庫